「経歴証明」を利用してより多くの優秀な技能者を輩出しましょう！

群馬県の建設業許可なら任せろ！
群馬県で建設業を専門
にしている行政書士の小野です。

今回は、建設キャリアアップシステムの「経歴証明」とはなにか？なぜ「経歴証明」が重要なのか？
などを徹底的に解説いたします！
建設キャリアアップシステムの重要性について理解いただけたら幸いです。

建設キャリアアップシステム（CCUS)とは？

技能者の資格、社会保険の加入状況、現場の就業履歴などを【見える化】
していこうとする仕組みのことです。

建設キャリアアップシステム（CCUS）のポイントは
【見える化】です。

詳しくは、下記の記事で説明しています。
【建設キャリアアップシステム】を知っていますか？

経歴証明について

①経歴証明とはなにか？

原則、技能者の能力評価では建設キャリアアップシステム（CCUS)に就業日数・保有資格・マネジメント経験
を蓄積、登録して評価していきますが、

建設キャリアアップシステム（CCUS)は最近始まった仕組みなので、それまでの就業日数・マネジメント経験は
技能者が所属する事業者によって証明することができます。

これが「経歴証明」といわれるものです。

②経歴証明はいつまでも使えない？

この「経歴証明」、実はいつまでも使えるものではありません。

「経歴証明」申請は、2029年（令和11年）3月までで、
「経歴証明」をできる期間は2024年（令和6年）3月までの分しか認められていません。

つまり、2024年9月現在では、2024年（令和6年）3月までの「経歴証明」はできますが、
2024年（令和6年）4月以降は建設キャリアアップシステム（CCUS)上でないと就業日数が
カウントされない状況となっております。

現時点においては、建設キャリアアップシステム（CCUS）の登録は、
早ければ早いほど良いです。

CCUS能力評価申請における経歴証明の活用について

建設キャリアアップシステム（CCUS)の「経歴証明」の重要性について

「経歴証明」が使える場合と使えない場合とを具体例で比較

経歴証明が使える場合

Aさんの所属事業者は2024年（令和6年）に建設キャリアアップシステム（CCUS)に登録しており、
就業日数やマネジメント経験は、「経歴証明」によって証明することにしました。
また、レベル3になれる資格も持っているので、レベル判定によって、すぐにレベル3になることができました。

経歴証明が使えない場合

Bさんは就業履歴15年の大ベテランです。
レベル4になれる資格も持っているため、
レベル4のカードがほしいと考えていました。

しかし、建設キャリアアップシステム（CCUS)に登録したのが、
2029年（令和11年）以降であり、経歴証明が使えません。

資格や建設業の経験内容は十分であるにも関わらず、
経歴証明が使えないため、建設キャリアアップシステム上は、
レベル1のままとなります。

事業者に与える影響

建設キャリアアップシステム（CCUS)では、施工能力の【見える化】
を実施しています。

施工能力の【見える化】では、建設キャリアアップシステムのカードの保有枚数や
レベル3以上の技能者の割合などを考慮して、評価されます。

将来的には、元請は建設キャリアアップシステムに登録されている
企業で、かつ、施工能力が高い企業を選ぶような流れになると思われます。

【CCUSポータル】 専門工事企業の施工能力等の見える化

■まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、建設キャリアアップシステム（CCUS)の「経歴証明」について
詳しく解説しました。

最後までご覧になった方ならすでにわかっていると思いますが、
めちゃくちゃ重要なことを解説しました。
後々になって後悔しないために、
すぐにでも建設キャリアアップシステムに登録することをお勧めします。

当事務所は、郡馬県CCUS登録行政書士として認定されています。
何かわからないことがございましたら、
当事務所までお気軽にご相談ください。

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