リフォーム工事はどんな建設業許可が必要か【群馬県】

2024年8月13日 2024年12月18日

kensetugyousei

群馬県の建設業許可なら任せろ！
群馬県で建設業許可を専門
にしている行政書士の小野です。

リフォーム工事にはさまざまな建設工事がありますが、
建設業許可が必要になった時に、一体どの建設業許可を取得すれば
よいのか疑問に思う事業者さんも多いのではないでしょうか。

今回はリフォーム工事の際に必要となる建設業許可について
解説いたします！

リフォーム工事と建設業許可について

①リフォーム工事とは？

リフォーム工事とは、建物の改築や改装を行う工事をいいます。
リフォーム工事の内容により下記のようななさまざまな工事が挙げられます。

壁紙の張替え工事
水回りの設備の工事
屋根の修理工事
外構エクステリア工事
サッシの取り付け・ふすま工事

②リフォーム工事に対応する建設業許可の種類

建設業許可の種類

土木一式工事
建築一式工事
大工工事
左官工事
とび・土工工事
石工事
屋根工事
電気工事
管工事
タイル、レンガ、ブロック工事
鋼構造物工事
鉄筋工事
舗装工事
しゅんせつ工事
板金工事
ガラス工事
塗装工事
防水工事
内装仕上工事
機械器具設置工事
熱絶縁工事
造園工事
さく井工事
建具工事
水道施設工事
消防施設工事
清掃工事
解体工事

建設業法には、上記の29種類の建設業の工事が規定されているのですが、
実は、その中にリフォーム工事はありません。

そのため、リフォーム工事を主に請け負っている事業者さんは、
請負う可能性の高い業種の建設業許可を取得していくことになります。

リフォーム工事の事例と対応する建設業許可

壁紙の張替え工事：内装仕上工事
水回りの設備の工事：管工事
屋根の修理工事：屋根工事
外構エクステリア工事：とび・土工工事、タイル、レンガ、ブロック工事
サッシの取り付け・ふすま工事：建具工事

リフォーム工事の一式をすべておこなう事業者さんであれば、
関係しそうな建設業許可を取得することが望ましいです。

しかし、建設業許可の要件である専任技術者の関係で、
すべてを取得するのは相当難易度は高くなります。

もちろん、塗装工事のみしか行わない事業者さんであれば
塗装工事のみ取得すればよいことになります。

つまり、リフォーム工事の場合、どの建設業許可を取得しなければならないかは
事業者さんの状況によって、ケースバイケースとなります。

③建築一式工事の建設業許可があればリフォーム工事一式を請負えるのか？

そもそも一式工事とは？

一式工事とは、元請の立場で総合的にマネジメントが必要な大規模な工事といわれています。
下請の立場で仕事を請け負う場合は、一式工事にあたりませんし、
通常、リフォーム工事では大規模な工事には当たりません。

そのため、一式工事でリフォーム工事を請負うのは基本的にできないことになります。

※大型のショッピングセンターの増築などのリフォーム工事では
建築一式工事に該当します。

リフォーム工事を請負う場合の注意点

リフォーム工事を請負う場合は、工事の内容を確認して請け負うようにしましょう。
「建設業許可は持っているから500万円以上のリフォーム工事を請負ったけど、
実は他の建設業許可をもっていないと請負えない工事だった」となってからでは遅いです。
建設業法違反となります。

なお、建設業許可を取得している場合、メインの工事と関連している工事は
【付帯工事】として請け負うことができます。
関連記事：建設業許可が不要な工事知っていますか？

■まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は意外と判断に迷うリフォーム工事について解説しました。

リフォーム工事をメインでおこなう事業者さんで
どの建設業許可を取得すればよいか？
わからない方がいらっしゃいましたら、
建設業許可を専門にしている当事務所までご相談ください。

建設業許可の取得からその後のサポートまで
貴社の発展に貢献できるよう支えて参ります。