太陽光パネル設置工事に必要な建設業許可とは【群馬県】

群馬県の建設業許可なら任せろ！
群馬県で建設業許可を専門
にしている行政書士の小野です。

近年、環境問題への意識の高まりや自然災害による停電への
対策などから太陽光パネルの需要が高まっているかと思います。

そんな背景もあり、太陽光パネル（ソーラーパネル）を設置する工事の
需要が増え、建設業許可を取得して事業を拡大していきたいと考える
事業者さんも多いです。

今回は、太陽光パネル（ソーラーパネル）設置工事に必要となる
建設業許可は少し複雑であるため解説いたします！

太陽光パネル（ソーラーパネル）設置工事に必要と考えられる建設業許可の種類について

①電気工事

電気工事とは？

電気工事とは、発電設備、変電設備、配送電気設備、構内電気設備など設置する工事のことを言います。
太陽光パネル（ソーラーパネル）の設置工事といえば、電気工事を取ればよいと考える方も多いのではないでしょうか？

電気工事の具体例

1. 発電設備工事
2. 送配電線工事
3. 引込線工事
4. 変電設備工事
5. 構内電気設備（非常用電気設備工事を含む）工事
6. 照明設備工事
7. 電車線工事
8. 信号設備工事
9. ネオン装置工事

電気工事の考え方

太陽光発電設備の設置工事は『電気工事』に該当します。
太陽光発電パネルを屋根に設置する場合は、屋根等の止水処理を行う工事が含まれます。

直感的にも「電気工事」が必要となると思う方は多いかと思います。
しかし、「電気工事」ではないこともあるのです。
それが②となります。

②屋根工事

屋根工事とは？

屋根工事とは、瓦、スレート、金属薄板等により屋根をふく工事のことをいいます。

屋根工事の具体例

屋根ふき工事となります。
屋根の工事は明確かと思います。

屋根工事の考え方

屋根一体型の太陽光パネル設置工事は『屋根工事』に該当します。

屋根に太陽光パネル（ソーラーパネル）設置する工事は、その内容によって「電気工事」か「屋根工事」のどちらかになります

上記の屋根工事の考え方にあるように、実は太陽光パネル（ソーラーパネル）設置工事では、
「電気工事」か「屋根工事」か判断に迷うことがあるのです。

【屋根と一体化されている太陽光パネル（ソーラーパネル）工事の場合】
この場合、作業内容的には屋根ふき工事となります。
したがって、「屋根工事」の建設業許可が必要です。

【屋根の上に太陽光パネル（ソーラーパネル）を設置する工事の場合】
この場合は、屋根工事は行いません。
純粋に、発電設備を設置する工事に該当します。
したがって、「電気工事」の建設業許可が必要です。

③管工事

実は、「管工事」の建設業許可が必要となることもあります。
下記で見ていきましょう。

管工事とは？

管工事とは、冷暖房、冷凍冷蔵、空気調和、給排水、衛生等のための設備
を設置し、又は金属製等の管を使用して水、油、ガス、水蒸気等を
送配するための設備を設置する工事のことをいいます。

管工事の具体例

• 冷暖房設備工事
• 冷凍冷蔵設備工事
• 空気調和設備工事
• 給排水・給湯設備工事
• 厨房設備工事
• 衛生設備工事
• 浄化槽工事
• 水洗便所設備工事
• ガス管配管工事
• ダクト工事
• 管内更生工事

管工事の考え方

建築物の中に設置される通常の空調機器の設置工事は「管工事」に該当します。
集熱器（太陽熱により水を温める機器）を使って太陽光エネルギーを温水に変換するソーラーシステム設置の業種は「管工事業」になります。

④建築一式工事

太陽光発電設置工事を含む大規模の建設物や工作物を一括して請け負う場合には、「建築一式工事業」許可が必要となる場合もあります。

関連記事：建築一式工事で建設業許可を取得するには？

■まとめ

いかがだったでしょうか。

太陽光パネル（ソーラーパネル）の設置工事にどの建設業許可が必要なのか？
判断に迷う事業者さんも多いかと思います。

その際は、建設業関連しかやっていないといってもいいくらい
専門特化している当事務所までご相談ください。

お力になれるよう全力でサポートさせていただきます。

関連記事：建設業許可を取得するためのポイント

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