清掃施設工事の建設業許可を取得する方法を解説します【群馬県】

2025年1月14日 2025年1月14日

kensetugyousei

群馬県の建設業許可なら任せろ！
群馬県を中心に建設業許可を専門にしている行政書士の小野です。

今回は、清掃施設工事の建設業許可を取得したい事業者さんに向けて
どのような要件を満たせば清掃施設工事の建設業許可を取得できるのか？
清掃施設工事とはどんな工事なのか？
（どんな工事を行っていれば清掃施設工事の実務経験として認められるのか）
そんな疑問にお答えできればと思います。

ぜひ最後までご覧ください！

建設業許可における清掃施設工事について

清掃施設工事業とは？

建設業許可における清掃施設工事業とは、し尿処理施設又はごみ処理施設を設置する工事のことをいいます。
具体的な工事は下記のような工事となります。

清掃施設工事の具体的な工事内容（実務経験として認められる主な工事）

清掃施設工事の建設業許可を実務経験で取得したい場合、下記のような工事実績が必要となります。

ごみ処理施設工事
し尿処理施設工事

公害防止施設を単体で設置する工事については、『清掃施設工事』ではなく、それぞれの
公害防止施設ごとの工事に分類されます。
例えば、排水処理設備であれば『管工事』、集塵設備であれば『機械器具設置工事』などに分類されます。

また、し尿処理に関する施設の建設工事における『管工事』、『水道施設工事』及び『清掃施設工事』間の区分の考え方は、
下記の通りになります。

『管工事』：浄化槽（合併処理槽を含む。）によりし尿を処理する施設の建設工事
『水道施設工事』：公共団体が設置するもので、下水道により収集された汚水を処理する施設の建設工事
『清掃施設工事』：公共団体が設置するもので、汲取方式により収集されたし尿を処理する施設の建設工事

清掃施設工事の建設業許可を取得するには？

建設業許可を取得するためには下記の要件を満たす必要があります。

経営業務の管理責任者を設置すること
営業所に専任技術者を設置すること
適正な社会保険へ加入していること
財産的要件を満たしていること　など

今回は専任技術者について詳しく書いていきます。
その他の要件については、建設業許可を取得するためのポイントをご覧ください。

清掃施設工事の専任技術者になるためには？

建設業許可の要件の一つである専任技術者。
建設業許可を取得するための大きなハードルとなっています。
そこで、資格のみ、資格＋実務経験、10年の実務経験にわけて解説いたします。

資格のみで専任技術者になれるケース

【技術士試験】

衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理(衛生工学「廃棄物管理」)

資格＋実務経験で専任技術者になれるケース

【技術検定】

一級土木施工管理技士（補）
一級建築施工管理技士（補）
一級管工事施工管理技士（補）
一級造園施工管理技士（補）

上記の資格は合格後、3年の実務経験が必要となります。

【技術検定】

二級土木施工管理技士（補）(土木)
二級建築施工管理技士(建築、躯体、仕上げ)
二級建築施工管理技士補
二級管工事施工管理技士（補）
二級造園施工管理技士（補）

上記の資格は合格後、5年の実務経験が必要となります。

実務経験で専任技術者になれるケース

大学にて指定学科を卒業し、３年以上の実務経験があること
高校にて指定学科を卒業し、５年以上の実務経験があること
清掃施設工事の実務経験が１０年以上の実務経験があること

■まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、清掃施設工事の建設業許可を取得したいと考えている事業者さんに向けて、
清掃施設工事の具体的な内容（実務経験として認められる工事）や清掃施設工事の
建設業許可の取得方法について解説させていただきました。

建設業許可を取得して、元請やお客様に技術力をアピールして会社規模を大きくしていきたい
と考えている事業者さんは、ぜひ当事務までご相談ください。

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