建設業許可の代表者(経営業務の管理責任者)が死亡した場合、どうする?
群馬県の建設業許可なら任せろ!
群馬県を中心に建設業許可を専門にしている行政書士の小野です。
今回は、経営業務の管理責任者(経管)が亡くなってしまった場合に、
どのような手続きをしなければならないのかを解説いたします。
経営業務の管理責任者の交代は、一歩間違えると建設業許可の取消しになる
ため慎重に手続きをしなければなりません。
経営業務の管理責任者の変更手続きのポイント
①2週間以内に手続きをしなければなりません
経営業務の管理責任者(経管)が死亡した場合、その事実が発生した時から
2週間以内が手続きを済ませなければなりません。
建設業手続き以外にも様々な手続きをしなければならないと思いますので
かなりハードなスケジュールとなります。
②1日でも経営業務の管理責任者が途切れたら建設業許可が失効します
経営業務の管理責任者は、一日でも途切れたらそこで建設業許可が無くなってしまいます。
例えば、9月15日に死亡した場合、9月17日に新たな経営業務の管理責任者になる役員を迎え入れても
遅いのです。
なぜなら、建設業許可は一日でも途切れたらそこで効力が失効するからです。
③経営業務の管理責任者になれる人は5年以上の経営経験を持つ人です
最も多いのが役員経験で経営業務の管理責任者になる方法です。
細かいことは今回は省きますが、とにかく経営経験が5年以上になる人を
置かなければなりせん。
経営業務の管理責任者(経管)がみつからなかったら?
経営業務の管理責任者が死亡し、新たな経営業務の管理責任者を見つけることができなかった場合、
建設業許可を維持することはできません。
この場合、廃業届を出すほかありません。
廃業届を出した場合でも、500万円以上の工事を請負うことはできなくなりますが、
500万円未満の工事であれば今まで通り営業を行うことはできます。
もちろん、その後で新たな経営業務の管理責任者が見つかった場合は
建設業許可を新たに申請できます。
たまにいらっしゃるのですが、
経営業務の管理責任者が亡くなったあとも手続きをせずに経営をしている業者さんがいます。
これは絶対にやめてください!!
どこかでバレて、行政から建設業許可の取り消し処分を受けてしまいます。
取り消し処分を受けると、その後5年間建設業許可を申請することができなくなります。
経営業務の管理責任者の必要書類とは?
経営業務の管理責任者を証明する書類として、下記が必要になります。
- 登記簿謄本
- 健康保険証など
■まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、シビアですが経営業務の管理責任者が亡くなられた場合の手続きのポイント
を解説させていただきました。
必ずどこかで訪れる手続きですが、
スケジュールがかなりハードであるため
建設業を専門にしている行政書士事務所にすぐ相談することをお勧めします。
また、経営業務の管理責任者がご高齢である場合や
役員が一人しかいない場合も早め早めに対策することをお勧めします。
当事務所では、建設業に関わる手続きを専門としているため
このような手続きもスムーズに代行できます。
お気軽にご相談ください。
対応可能エリア
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この記事の監修
【群馬建設業許可専門行政書士事務所】
代表/行政書士 群馬県CCUS登録行政書士(建設キャリアアップシステム)
小野 郁也(おの ふみや)
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