管工事業で建設業許可を取得する方法を解説【群馬県】

2024年9月26日 2024年12月18日

kensetugyousei

群馬県の建設業許可なら任せろ！
群馬県で建設業許可を専門
にしている行政書士の小野です。

「どのような工事が管工事業に該当するのか」「管工事業の建設業許可を取得したいけど要件がわからない」
と考える事業者さんもいらっしゃるのではないでしょうか？

今回は、どうすれば管工事業の建設業許可を取得することができるのか
徹底的に解説いたします。

管工事業について

管工事業とは？

管工事とは、冷暖房、冷凍冷蔵、空気調和、給排水、衛生等のための設備を設置し、または
金属製等の管を使用して水、油、ガス、水蒸気等を送配するための設備を設置する工事のことをいいます。

管工事業の具体例

冷暖房設備工事
冷凍冷蔵設備工事
空気調和設備工事
給排水・給湯設備工事
厨房設備工事
衛生設備工事
浄化槽工事
水洗便所設備工事
ガス管配管工事
ダクト工事
管内更生工事など

※し尿処理に関する施設の建設工事においては、浄化槽（合併処理槽を含む。）により
　し尿を処理する施設の建設工事が『管工事』に該当します。

※建築物の中に設置される通常の空調機器の設置工事は『管工事』に該当します。

※上下水道に関する施設の建設工事において、家屋その他の施設の敷地内の配管工事及び上水道等の配水小
　管を設置する工事は『管工事』に該当します。

※公害防止施設を単体で設置する工事については、それぞれの公害防止施設ごとに
　排水処理設備であれば『管工事』に該当します。

管工事業の建設業許可を取得したい場合は、自社が行っている工事が管工事であるか
どうかを判断する必要があります。

管工事業の建設業許可を取得するためには？

建設業許可の基本的な要件について

建設業許可を取得するためには下記の要件を必ず満たす
必要があります。

経営業務の管理責任者を設置すること
営業所に専任技術者を設置すること
適正な社会保険へ加入していること
財産的要件を満たしていること　など

今回は専任技術者について詳しく書いていきます。
その他の要件については、建設業許可を取得するためのポイントをご覧ください。

営業所に専任技術者を設置することを満たすためには？

【資格のみ】

1級管工事施工管理技士
2級管工事施工管理技士
機械「流体工学」又は「熱工学」・総合技術監理（機械「流体工学」又は「熱工学」）
上下水道・総合技術監理（上下水道）
上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理（上下水道「上水道及び工業用水道」）
衛生工学・総合技術監理（衛生工学）
衛生工学「水質管理」・総合技術監理（衛生工学「水質管理」）
衛生工学「廃棄物管理」・総合技術監理（衛生工学「廃棄物管理」）
冷凍空気調和機器施工・空気調和設備配管
給排水衛生設備配管
配管・配管工
建築板金「ダクト板金作業」
登録配管基幹技能者
登録ダクト基幹技能者
登録冷凍空調基幹技能者

【資格＋実務経験】

計装
建築設備士
給水装置工事主任技術者
⇒試験合格後1年の実務経験が必要になります。

【実務経験のみ】

大学にて指定学科を卒業し、３年以上の実務経験があること
高校にて指定学科を卒業し、５年以上の実務経験があること
管工事業に関する実務経験が１０年以上の実務経験があること

※管工事業は指定建設業に該当するため、特定建設業許可を取得したい場合は
　必ず資格のみでしか専任技術者の要件を満たせません。

群馬県の建設業許可に関する情報はこちら

■まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、建設業許可の一つである管工事業について
解説いたしました。

建設業許可の申請を自分でやる場合、
相当な時間と労力がかかります。
さらに、毎年のように変わる法改正にも対応していかなければ
なりません。

当事務所は、建設業許可を専門にしており、
建設業許可の取得はもちろん、その後のフォローも万全です。
建設業許可についてお悩みの際は、お気軽にご相談ください。